最近とても人気のミニ絵画。
狭いスペースにもインテリア感覚で飾れるので、今まで絵を飾ったことがない方にもおすすめです。
ミニ絵画は額付きで売っていることが多いですが、額無しの絵や自分で描いた絵を飾ってみようと思った時、100均のフォトフレームはお手軽で種類も豊富です。
でも、油絵って専用額が必要だし、さすがに100均には無いでしょ…
というわけで、ちょっとだけリメイクしてみたら、充分飾れるものになったのでご紹介。
また、「絵を飾ったことがない」「壁を傷つけたくない」という方向けに色々な方法を考えてみたので、併せて参考にしてみて下さい。
目次
フォトフレームをミニ油絵額にお手軽リメイク
100円ショップの額は品揃え豊富ですが商品の入れ替えも激しいので、
行くたびに額コーナーを覗き、これは使えそう!というものを見つけたら、なくならないうちに何個かまとめて買っておくようにしています。
今回はスクエア型のフレームをリメイクしてみました。
不要な付属品を外す
元々フォトフレームですので、薄いものを入れるように作られています。
これを油絵用にするには…
まず、付属のガラスを外します。
留め金具も外します。
つまり、元々の構造ではキャンバスは入らないので、木枠と裏板だけの状態にしてしまいます。
裏板に布を貼る
裏板がそのままだと少し味気ないので、何かを貼ってみることにしました。
絵の邪魔をしない丁度良いものは無いかな…
と探していたら、「貼れる布」なるものが。
種類はいくつかありましたが、ベルベット調のタイプが程よく洒落てます。色も何色かあり、黒を貼ってみました。
裏側がシール状になっているので、とても簡単。よれないように、裏紙を少しずつ剥がしながら貼ると綺麗に貼れます。
額に奥行きを出す
木枠自体はキャンバスに丁度良い厚さなので、後は裏板だけ少し奥にずらせればバッチリ。
ということで、ずらした裏板との隙間を埋めるため、EVAクラフトボードを細く切ったものを接着しました。
コルクボードも試し、悪くは無かったのですが、どうしてもボロボロするので綺麗に細く切り出すのが大変。
また、瞬間接着剤との相性もEVAボードの方が良かったので、こちらを採用しました。
裏板にキャンバスを固定する
裏板の中心にキャンバスを固定します。
位置を合わせたらずれないよう両面テープで仮留めし、裏板とキャンバスの木枠をネジで留めます。
ドライバーもネジも100均で揃います。
額に留め金具(葉型トンボ)を取り付ける
枠に裏板を固定するための葉型トンボを取り付けます。
元の付属金具がトンボであれば、外したものをそのまま使えます。
今回は簡易的な金具で、外すと再利用できないタイプだったので、画材屋で買った小さめのトンボ(安いのでまとめて買った)を付けました。
100均で済ませたい、という時は、他のトンボ付きフォトフレームから外して流用するという手も。
額に吊り金具(三角吊りカン)を取り付ける
壁掛け用の吊り金具を取り付けます。
「三角カン」や「豆カン」とも呼ばれている吊り金具で、画材店、ホームセンター、100均などにあります。
スタンド型のフォトフレームでも、これを付けると壁掛けもできます。
額に裏板をはめ、完成!!
こんな感じです。
こちらは別のパターンです↓
こちらは裏板の位置もそのまま生かせたので、プラ板を取り去り、吊り金具を付けて布を貼っただけ、という更にシンプルなリメイク。
塗装やデコレーションで更に素敵なリメイクをされる方もいるようですが、
私には難しそうなのと、上手くできないと返って安っぽくなりそうなので今回はやめておきました(^_^;)
壁を傷つけたくない!という方にもオススメな絵の飾り方
物を掛けられる場所も置く場所もあまりないから、絵を飾る余裕はない(-_-)
かといって、壁に穴を開けたくない。
せっかく気に入った絵があっても、そういった理由で遠ざけてしまうなら、少し勿体ないので、
何とか飾れる方法は無いかな?と思いつく限り挙げてみました。
スグレモノフックを活用
最近は針穴が目立たない工夫がされているピンフックも沢山あるみたいです。
賃貸などで、それでも抵抗があるという方は、
粘着性で跡も残りにくい、こんなフックもあります。
耐荷重量的にも、ミニ絵画なら問題なさそうです。
棚の横に飾る
壁に掛ける以外で方法はないの?と更に考えてみました。
本棚や食器棚など、棚の側面が空いていたら、そこへフックを付けてちょっとした絵を飾ってみるのも良いかも。
冷蔵庫に飾る
冷蔵庫なら、マグネットフックが使えるので、一番これがお手軽です。
マグネットフックは強度もしっかりしたものが多く、粘着力が落ちにくい点も安心です。
カーテンレールに吊り下げる
カーテンレールにS字フックを使って絵を吊り下げて飾ってみましょう。
普段あまり開閉しない窓を利用して飾ってみると楽しいかも。
突っ張りポールを活用
例えばカーテンレールの無い小窓の枠に細めの突っ張りポールを張り、絵を吊り下げて飾るなど。
他にも家の中で突っ張れそうな場所を探して飾ってみましょう。例えばトイレなどの狭い空間が比較的やりやすいです。
※突っ張る場所の強度を確認してから行いましょう。
ワイヤーネットを使う
壁のスペースは空いているけど、掛けるレールも無いし、壁紙も傷つけたくない、という時に便利なのが、ワイヤーネットです。
ワイヤーネットは、自在にフックが掛けられてとても便利、絵を飾るのにもぴったりです。
壁に立て掛けるだけでは不安な場合、ワイヤーネット専用スタンドもあります。
突っ張りポールにワイヤーネットを吊り下げるのも手ですが、耐荷重量に注意し、掛けすぎないようにしましょう。
まとめ
「絵を飾る」という習慣がそもそもあまり浸透していない、と言われている現代の日本。
振り返ってみると、私自身もそうでした。
家が狭いからかな…?とも思ったけれど、自分が描くようになってから、真剣に絵を飾ることを考え始めたら、どうもそれだけでは無いかなと。
大きな絵にこだわる必要は無いし、カレンダーや時計と同じような感覚でミニ絵画を掛けてみたら、
特にインテリア好きでも無く、何のこだわりも無い殺風景な空間が、少しだけ豊かな空間に変わりました。
最近は、特に洒落た感じも無い私の絵でも、そんな豊かな空間の一部になれたら素敵だな、と考えながら制作するようになりました。
絵を飾るのは無理、という先入観を一旦捨てて、あなたも好きな絵を楽しく飾ってみませんか?
また、自宅に飾れることが分かったら、自分で描いた絵を飾ってみるなんていうこともできます。
もし、少しでも描いてみようかなという気持ちがわいてきたら、こちらも参考にしてみて下さい(^^)
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