【絵のモチベーションUP】につながった、様々な活動についてまとめてみました!

作品画像

元々何をするにも消極的でネガティブ、おまけに面倒くさがりの私ですが、そんな私でも絵だけは何とか10数年続けています。

どのようにモチベーションを維持できたのか、私自身が振り返るきっかけにしたいと思い、これまでの活動記録をまとめてみました。

絵のモチベーションUPその1 公募展出品

高校の部活動以来、絵を学ぶことも絵の活動をすることも無かった私には、絵画展など無縁と思っていました。

30歳を過ぎた頃、昔を懐かしんで何となく猫の絵を描いてみました。たまたま撮れた面白い写真を元に描いたこの絵を知り合いに見せたところ、

作品画像

「ここまで描けるなら、公募展に出してみた方がいいよ」とプロ・アマ・レベル問わず出品できる全国公募展を勧めてくれました。

2点まで出せるということで、慌ててもう1点身近な風景を描き、何とか締め切りに間に合わせ、結果入選することができました。

とくに受賞したわけではなく、その絵画展は出品者はほぼ入選するらしい、というのは後から気づいたことですが(^^;)初めての入選の喜びや、自分の絵が人前に展示されるという緊張感を味わうことができました。

また、応募締め切りに間に合うように絵を仕上げるということが、一つの大きなモチベーションになる、というのも貴重な経験だったと思います。

絵のモチベーションUPその2 猫展出品

公募展に出品するようになった頃、猫作品のみを集めた展覧会を開催していると勧められたのが、千葉県の松山庭園美術館で開催している「猫ねこ展覧会」でした。

描きたいものを描いてきた結果、気がつけば自分の作品は猫絵ばかりだったので、これは出すしかない!とチャレンジしてみたのが10年ほど前のことです。

出品したことがきっかけで初めて観に行った展覧会でしたが、展示作品が皆個性豊かでレベルが高く、圧倒されてしまいました。

一つの猫展を見ただけで、既に何か猫作家という世界の層の厚さみたいなものを感じてしまい、自分の作品が何とも華がない、素人っぽいものに見えてきた…というのが初挑戦の時の印象です。

でも同時に、もし下見していたら怯んであっさり諦めていたかもしれないことを思うと、今思えば勢いで出してみたのがかえって良かったのだと思います。

最終日、カチコチになりながら懇親会に参加し、いい記念になったなー(^o^)と館長さんに挨拶して絵を搬出しようとしたとき、「好評でしたよー、来年も頑張ってね」とあるものを手渡されました。

ん?何やらたくさんの小さな紙が…
それは、来館者の方の感想が書かれた「投票用紙」でした。

そういえば来館者投票というのをやっていたかも。でも無名で特に受賞もしていない自分には票が入るはずもないと思っていました。

票がもらえたこと自体も、また思いの他枚数があったことにも驚きつつ、帰宅後、感想を読んでみると、

「猫の表情が良い」「可愛い」「雰囲気がすごく好き」「生きてるみたい」「存在感がある」「猫が気持ちよさそう」「たのもしい美しさ」etc…絵を見た人それぞれが素直な思いを言葉にして伝えてくれていました。

作品としてだけでなく、絵の中の猫そのものを感じとってくれたような感想が新鮮な驚きとともに深く心に刻まれました。

初めて猫展に出品したときの作品↓

作品画像 作品画像

こんな風に自分の絵を見てくれる人がいて、生の声が聞けるのなら、ぜひまた出品したい!との思いから、今も続けています。

有り難いことに、過去に来館者投票1席をいただいたこともあり、そのことも大変なモチベーションUPに繋がっています。

絵のモチベーションUPその3 絵の寄贈

芦ノ牧温泉駅

こちらの駅は、猫駅長のいる駅として知られています。現在「らぶ駅長」が活躍しています。

私が猫駅長の存在を知ったのは、南会津方面に釣りや旅行に出かけていた際、初代「ばす駅長」に出会ったのがきっかけでした。

山あいや渓谷沿いを走る列車と、レトロな駅舎というのどかな雰囲気とともに、愛らしいけれどどこか貫禄のある猫駅長さんに魅了されました。

「絵を描きたい」ということを伝えたところ、駅長さんのご厚意で、人の少ない時間帯に写真を数枚撮らせて下さることになりました。(現在、基本的に写真や動画の撮影は禁止されています)

遠方で度々会える猫ではなかったので、写真を元に情景を思い浮かべながら何とか完成した絵を、ドキドキしながら駅長さんにお渡ししました。

作品画像 作品画像

絵をお渡しした時には、ばすさんは高齢のために永眠された後だったのですが、駅長さんはとても喜んで下さり、駅舎に飾っていただけることになりました。

展示風景写真

その出来事がきっかけで、現在の猫駅長「らぶ」「ぴーち施設長」を描かせていただき、こちらも飾っていただいています。

作品画像 作品画像

元々は勝手にお願いしてばす駅長を描かせていただいたこともあり、途中、もしかして厚かましいのかなという不安も感じましたが、描く以上はいい作品にすることだけを考えて制作を進めようと気持ちを切り替えました。

結果、駅長さんはじめ見て下さった方の喜びの声や温かい応援の声をいただいている今では「描いて良かった」と本当に思います。

民宿小林館

那須湯本にあるアットホームな民宿で、可愛い看板猫がいます。猫好きと伝えればおもてなししてくれるかも…(^^)

とにかくご主人はじめご家族の方が優しく、猫が愛情をたっぷり注がれて幸せそう。私もいつも癒やされていたので、ここの猫をモチーフにした絵が自然と生まれました。

泊まる度にいつも温かくおもてなししていただいていたので、感謝の気持ちも込めて久々に訪れた時に完成した絵を贈りました。

作品画像

すると、涙を流して喜んで下さったので驚いていたら、実はその猫は前の年に亡くなったとのこと。

「猫が帰ってきたみたい」とも言って下さって、それは嬉しくもあり、まだまだ元気だとばかり思っていた猫が亡くなった事実を知り悲しくもあり、と複雑な心境でした。

このとき以来、他の猫達も描かせていただいており、作品は宿に飾ってくれています。

作品画像 作品画像 作品画像

今も可愛い猫ちゃんが数匹いますので、猫好きな方におすすめです。

絵のモチベーションUPその4 SNS、ブログに作品を掲載

こちらはまだまだ日が浅いのですが、個展開催を決定したころ、自分なりに今できるPRをしていこうと思って始めてみました。

本当は実物を見てもらえるのが一番望ましいですが、そもそも私のような知名度も何もない絵描きがいきなり知り合い以外の人に絵を見に来てもらうこと自体が難しい(-_-)

更に昨今の状況からしても、リアルの発表の機会自体が減っていく傾向なので、何とかネット方面を充実できたらな、と苦手分野ですがマイペースに続けているところです。

絵のモチベーションUPその5 個展開催

今年は始めて本格的に個展を開催するという、自分にとって大きな変化のある年でした。

カフェギャラリーで展示のみ、という経験は以前にもあったのですが、今回は販売を意識し、全日在廊でお客様対応を行うという、人見知りで内向人間の私にとってかなりの難関。

結果の詳細はこちらにまとめています↓

作品画像

【小平めぐみ 猫展】無事終了いたしました

2020年9月24日

大盛況とも大成功とも言い難いけれど、コロナ禍にも関わらず知り合いの方も、知り合い以外の方も結構見に来て下さって、数枚ご購入いただくこともでき、充分過ぎる成果でした。

個展を意識したことで、そこへ向けて制作を進め、PR活動も行ったりと、モチベーションがここまで上がることも今まであっただろうかというくらい、自分にとっては有意義な出来事だったと思います。

絵のモチベーションUPその6 絵のオーダー制作

SNS(Twitter)をきっかけに個展に来てくれた方から、なんといきなり絵のオーダーをいただきました。

これが今回の個展で一番のサプライズだったかもしれません。

もちろんTwitter上で毎回絵の感想をコメントしてくれていた、有り難い方ではありましたが、それにしてもこんな無名の私に…?

なぜそこまで絵を気に入ってくれたかはともかく、これはもう課題をいただいたつもりで頑張るしかないかな、と腹を決め!?オーダーを受けさせていただきました。

そして、実際お会いしたことのない猫を描くのも初めての経験でした。

良く撮れている写真を何枚か送ってもらったり、その子の性格やイメージを伝えてもらったり、依頼者の方にも色々ご協力いただいた結果、無事完成。

作品画像

完成画像を送ってOKが出たものの、実物渡してがっかりされたらどうしよう、と直前まで不安があったのですが…

その不安を吹き飛ばすように、「わー!!凄いです!!家宝にします。」とのお言葉をいただきました。私も思わず「あー良かった、ほっとしたー」と呟いてしまいました。

まさか家宝にしますなんて言っていただけるとは思わなかったけれど、私なりに精一杯描いた、というのを絵から感じとってくれたのかもしれない、と思いました。

後日、飾った様子を送ってくれました。

作品画像

私を信頼して任せていただいたおかげで、とても貴重な体験をさせていただき、その方には感謝の気持ちでいっぱいです。

絵のモチベーションUP まとめ

私の絵画制作のモチベーションとなった活動の主なものを振り返ると、

・公募展出品
・猫展出品
・絵の寄贈
・SNS、ブログに作品を掲載
・個展開催
・絵のオーダー制作

と、絵をきっかけに様々な貴重な経験ができました。同時に、これまでとても良いご縁や出会いがあったおかげで、描き続けてこられたんだなあと改めて思いました。

これからも焦らず自分のペースで絵を続けて
いくことで、きっとまた素敵な体験ができるのだろうと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です