【写真を使って絵を描く】時のコツ&気をつけたいポイントをまとめました

猫写真

絵を描くときに写真を使うことに抵抗がある、または使わない方がよい、と教わったという方は結構多いようです。

私の絵はかなり写実的なので、「動く猫をどうやって描いているの?」と聞かれることがありますが、素直に「写真使ってます」と答えます。

そもそも記憶や想像で描く能力はほとんどありません。大好きな猫であっても(^^;)

猫は動きますので、写真や動画はもちろん、実物を見て感じたこと、触れれば触って感じたこと、すべて駆使して描いています。

何をどう使うかより、結果良い作品が仕上がればそれでいい、とシンプルに考えています。
(とはいえ、それが一番難しいのですが)

これまでの制作経験を元に、絵画用に写真を撮るときのポイントや使い方のポイントについてまとめてみました。

絵画用の写真を撮るときのポイント

気になったらとりあえず撮る

シャッターチャンスは不意に訪れるものなので、日常的に少しでも気になった場所は何となく撮る習慣をつけます。

猫のような動くモチーフは、なおさら思うように最高の瞬間は撮れないので、数打ちゃ当たるの精神で、見かけたらとりあえず撮る。

背景はある程度天気や時間帯を意識しながら、ここに猫が居たら良いなと感じた場所を撮っておき、制作の素材にします。

あちこち撮っているうちに、稀にここに猫が居たら良いな、が現実になるときがあります。

そんな奇跡の瞬間に出会った時は自分でも驚くほどあっという間に作品が仕上がり、運命の出会いかと思ってしまうほど。(気のせいですけど…(^^;))

描くこと(構図)を意識して撮る

写真を使って絵を描くようになると、自ずと撮り方を意識するようになってきます。

撮る段階から、既に絵の制作が始まっている、という感じです。

プロのカメラマン並みに、というわけには当然いきませんので、そこはあくまで絵を描きやすくするための材料と割り切っています。

モチーフを強調したり、構図を変えてみたりと自分なりにあれこれ工夫してみます。

何となくただ記念写真を撮っていただけの頃よりも、物を良く観察するようになりました。

また相乗効果なのか、写真そのものの技術も心なしか以前より上達してきた気がします。

周辺を歩き、現場の雰囲気を感じる

この場所なんか良いな。いい写真撮れたからさあ帰ろう。では、絵画を描くにあたっては少し不十分です。

撮りたいと思うほど心が動いた場所ですから、しばらく周辺を散歩したり、道行く人を眺めたりしながら、写真だけでは持ち帰れない空気を存分に味わいましょう。

私はいろんな場所で出会った猫をモチーフに描くことが多いので、猫も含めた周辺の雰囲気を心に焼き付けておくようにしています。

必要に応じて撮影了解をとる

写真を使って描く場合、まず気になってくるのが著作権等の問題。

自分で撮った写真を使うことで諸問題はかなりクリアできますが、建物など被写体によってはそもそも勝手に描いて良いのかな…?と迷う場面もあります。

私自身が調べていくうちに混乱してしまったので専門的な内容は避けますが、自分の中で結論として出たのは、「迷った時はとりあえず了解をとる」ということ。

ビビりでグズグズな性格なので、怪しまれたらどうしよう…とか、相手にされず断られたらショック…とか最初は悩んだんですが、

せっかく描いても後から断られたら尚更悲しいので、描きたい旨を素直に伝えて了解をとることにしています。

実際そうしてみると、悪いことをするわけではないので、むしろ快く了承していただけることがほとんどです。

写真を使って描くときのポイント

失敗写真も、使える部分は上手に生かす

構図も表情もまるで使えない、一見取り損ないの写真でも、絵画の素材としては生かせる場合もあります。

猫のポーズやしっぽの向きなど、少しだけ変えたい時に、切り貼りで活躍することもあるので、直ぐには削除しないようにしています。

色合い等を調整し描きやすいイメージに近づける

スマホで撮った写真はその場で簡単に色合いや露出調整ができるので、自分が感じたイメージに近づけて調整しておくと後々描きやすいです。

また、昔フィルムで撮った写真などで、そのままだと描きづらい場合、スマホで撮り直すかスキャンで取り込んで色合い調整すると描きやすくなります。

私の場合ですが、良くも悪くも写真に近い色をそのまま再現してしまうような特性というか癖があるので、(基本見たままにしか描けない人なので)

写真として見るには少々不自然だとしても、絵の完成イメージに寄せて明暗やコントラストを強調しておくと、描く時にメリハリが表現しやすいというのもあります。

構図はトリミングで調整する

描く支持体(私の場合キャンバス)の縦横比に合わせて写真をトリミングします。

トリミングした写真をコピーでサイズ調整し、キャンバスに合わせてみて、完成イメージを確認します。

スマホの写真合成アプリで加工

そのままの写真だと描きづらい時や別の背景に差し替えたい時に使います。

猫のサイズを変えたり、位置や向きを変えたい時にもよく活躍します。

簡単な加工なので、無料アプリで充分できます。

動きの多いものはスクショを活用

動くモチーフはなかなか都合良くいい瞬間が撮れないので、そんな時はあらかじめ狙いを絞って動画を数秒撮ります。

これを後からスクラブ再生しながら良いカットを探し、スクリーンショットで押さえます。

猫動いちゃって撮れない問題についてはこれでかなり解決してきました。

ただデータ容量を結構使うので、不要になったらまめに削除したほうがよいです。

写真の写りに頼りすぎない

観光地の素敵な風景を写真に撮ったけど、帰ってきて見返したらこんなんだったっけ、
という経験はありませんか?

その場でみた素晴らしさがいまいち写ってないというか…

人の目というのは結構曖昧で、見る人によっても、また同じ人でもその時の気分一つで見え方が変わったりします。

写真は良くも悪くも客観的事実をありのままに写します。それほど興味も無い人から見れば、「いや、こんなもんだったよ」とあっさり言われるかも。

感動をとどめておくためにスケッチをしたほうが良いと言われるのはそんなところからなのでしょうし、それができればベストです。

ただ、なかなか毎回そのような余裕はないので、

・撮ったその場で自分が感じたイメージに色合いを調整する
・写りきってないと感じた情報は言葉で簡単にメモしておく
・音の情報も大事なので動画を活用する
・その土地らしい土産を買ったり、葉や花びら、石などを問題ない範囲で観察用に持ち帰る。

と言う具合に、後からでもすんなり光景が蘇ってくるような工夫をすることで、写真に頼った、ではなく写真を生かした素敵な作品になると思います。

また、写真は撮る角度や位置によって歪みが強く出る場合もあります。
(例:端に写った人物が若干横に伸びて見える等)

その辺りも意識しながら写真写りに囚われすぎないように気をつけましょう。

まとめ

写真を使って描くのは一見簡単なようですが、良い絵にしたいと思うほど、意外と考えることは沢山あります。

私が普段意識しているポイントの概要をまとめると、

・日頃からアンテナを張っておき、撮る習慣をつける。
・描くことを意識して撮る
・撮影と同時に周辺の雰囲気を味わう
・必要に応じて撮影了解をとる
・ボツ写真も素材として生かせる時がある
・色合い調整やトリミングをする
・写真合成アプリを活用する
・動くモチーフは動画のスクショを活用する
・写真写りのみに頼りすぎないようにする

良く撮れた写真を了解を得て使用する方法もありますが、可能な限り自分で撮った方が観察眼も養われ、それが作品にも生きてくるような気がします。

また、ただ描いているだけより、視野も楽しみも広がります。
まずは近所にお散歩がてら撮影に出かけてみましょう(^^)/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です